子供にプログラミングを教える教育的な理由

youtubeにて公開中の秘密結社コバンドーXのチェケラッチョな話で行われた対談をコラム風に書き起こしました。
今回はプログラミング教室と教育についてです。


以下対談↓
古林略してコバです(以下コバ)。
子供向けプログラミング教室ITeens Lab.(アイティーンズラボ)
を立ち上げ代表をいています。またライブハウスQueblickにてイベント企画もしています。
近藤です(以下DO)。コバさんにはこんちゃんと呼ばれていますが基本的にDO(ドゥー)と名乗っています。コバ&DOでコバンドーXです。子供向けプログラミング教室の共同代表です。シェアハウスもやってます。
よろしくお願いします。

コバ「秘密結社コバンドーXのチェケラッチョな話って一体なんなんですかね?笑」
DO「普段二人で話していることをマッシュアップしながら共有する番組です!」
コバ「要するに二人でひたすら対談というか雑談をする番組です。」

~プログラミング教室を始めたきっかけ~
DO「まず僕たちが子供向けプログラミング教室を始めたきっかけですが」
コバ「なんでやっけ(笑)」
DO「二人は元バンドメンバーなんですがそのバンドが解散した後これから何をしようか、ってなってじゃあ会社でもやろうかってなって。んで何の会社やろうかって二人でいろいろ考えてて共通の譲れない部分として社会に貢献する、とか有意義なことをやろうってなって教育業になりましたね。」
コバ「懐かしいね(笑) 今プログラミング教育ってのが国内外で話題になってます。」
DO「いろんな方が必要性を訴えてますね。」

~プログラミング教育って実際どうなの?~
コバ「子どもにプログラミング教育っていうと難しいと思う人が多いかもしれませんが実際難しくないです。剣道とか教える方が難しいです(笑)」
「プログラミングってのはコンピューターと対話するための”言語"なので普段みんなが日本語や英語を読み書きしていることを考えれば全然難しいことじゃない。頭のいい悪いとかでなく慣れれば誰でも出来るもの。」
DO「プログラミングは難しいものってのは大人の固定観念ですからね。」
コバ「もちろんプログラミングには数学や英語の知識も必要ですがそれは習う順序が逆になるだけで全然やってしまえば出来るものだし実際に結果も出てる。」
DO「子どもが大人になった時には別にプログラミングを難しいものとは思ってないかもしれませんよね。自転車にもう乗れてる人はそれをわざわざ難しいものだとかは考えないですからね。気づいたら出来てたもん、みたいな。」



~プログラミング教育のメリットについて~
コバ「子どもにプログラミングを教えるといろいろなイイことがあると言われてて、まずその一つに"論理的思考能力”があります。例えばキャラクターを歩かせるという動作一つをとっても、日本語で歩けと言ってもコンピューターにとっては分からない。そこでコンピューターにもわかる言語で動きを命令してやらなければならない。一つの歩くという動作も分解してプロセスを理解して一つ一つ順序立てて再構築して命令することが必要になる。こういった分解と再構築の能力はコンピューターを扱う以外のことにおいても応用が利く能力になる。」
DO「結局はプログラミングはツールで生き方を学ぶってことですね。」
「自分でこうやって頭を働かすのは学校の授業で先生の話を聞いている時の数倍脳が動いてると思いますね。人間は使う部分は伸びていくのでまず頭を働かせることは大事。」

~アウトプット側に回る~
コバ「本当にメリットは他にもいろいろあります。今言った論理的思考能力はそのうちの一つで他にもインプットとアウトプットの話も大きくて。」
DO「学校で先生の話を聞いたり、教科書を読んで知識をひたすらインプットしていく、というのではなく自ら再構築を行うことでアウトプットする側に回る、ものづくり側に回る、ということが大事。これはオバマさんも言っていますね。」
「アウトプットするようになるとインプットする時の情報取得量が格段に変わってくる。僕がいつも言っている例えがあって、例えばどこかのお店にご飯を食べに行ったとする。そして出てきた料理に対して”美味しい”とか”辛い”とかの情報を受け取るわけですが、ここで自分が料理人(ものづくり側)だった場合にはただ料理が美味しいか美味しくないかのような情報だけでなく、盛り付けや料金設定や味付けの仕方、食材は何をどう調理して組み合わせているのか、など様々な情報を取り入れるようになります。このようにものづくりする側に立つことによって日常の様々な場面から取り入れる情報の量が格段にアップする。こうなってしまえば塾や学校で1時間勉強の時間がある、とかではなく、普段の生活が全て学びや情報収集の時間になってくる。これが一番大きいと思う。」
コバ「プログラミングをやることによってものづくり側に回ることによって普段の経験値が違うってことやね。」
DO「子どもに学べる土台を作ってあげるのが教育の大事なところ。そしてプログラミングやITを通したものづくりは関連づけれるものが日常のなかにとても幅広くあると思う。身の回りにあるもののデザインやシステムなども全て関連づけれる。」
コバ「ゲームやってる時もゲームで遊んでるだけでなくゲームを解析してるような状態になると。」

~インプット教育からアウトプット教育へ~
DO「ITeens Lab.は授業が90分と子どもにとっては長めになってますがみんな集中して取り組んでいますね。」
コバ「もともと学習塾で講師をやっていた経験から言って、子どもの注意を引きつけることはとても難しいんだけど逆にプログラミングに関しては子どもがのめり込んで止めるのが難しいくらい。放っておいてもどんどん進む。」
DO「アクティブラーニング状態ですね。これからはそういう時代になってくる。」
コバ「よく日本の教育がダメだダメだというけれどどこがダメかというとやっぱりかなりインプットに偏っている。これを改善するにはアウトプットに寄せていく必要があるんだけどまさしくこういう状態にすることかなと。」
DO「時代背景とともに必要な教育は変わってくると思ってて、これまではこういうやり方で良かったかもしれないけど、それを”今まではこうやって上手くいってきたから”といって現在にも当てはめるのはものではない。良く考えればその”今までのやり方”だってほんの数十年、1世代2世代くらいの話で時代はどんどん変わってるんだから当てはまるわけがない。」
コバ「弥生時代から確立されてる勉強方法、とかならまだ分かるけどね(笑)」
コバ「教育の一番難しいところは、子どもたちは未来を生きているのに教師は過去を教える。最先端を生きている人間が子どもと接するべき。」



~学びの前にニーズが必要~
コバ「子どもにとっては結局は勉強は”やらされてる”もの。大人からすれば勉強は子どもに”学ばせてあげてる”もの。勉強は本当は本人たちが必要性を感じてなければ意味が無い。マサチューセッツ工科大学のミッチェルレズニック教授が言ってた話があって、子どもにプログラミングを教えている時に子どもが作りたいものの作り方が分からなくてつっかかってる時に、変数(数学の概念)を教えてあげるととても喜ばれて、またどんどんプログラミングを作り始めたらしい。子どもは先生に向かって
”先生、変数を教えてくれてありがとう!これさえあれば僕は作りたいものが作れると思ってたんだよ!”
って言ってきて喜びながらプログラミングの考え方を学んでいったという話。その教授は大学生に授業を教えてて感謝されることなんて一度も無いのに子どもに変数を教えたらとても感謝された。つまり何かを学ぶ前にはニーズが必要。なにかしたいことがあるから学ぶ。これが一番ベスト。」
DO「確かに必要だと思ったことは教えてもらった時に一発で覚える。」


コバ「プログラミングをやっていれば必要な知識はいろいろ出てくる。そしてその時に作りたいという想いを引き出すことが大事。プログラミングをやっていて作りたいという想いを持つようになればその時に必要な知識はすぐに覚えるようになるし、学校がそういった必要な知識を教えてくれる場所になって好回転が生まれる。」
DO「これは確実にそうですね。」


~英語教育ってどうなの?~

DO「今英才教育最先端では英語かプログラミングか、ってなってますね。英語教育もどうなんでしょうね。」


コバ「グーグルグラスのリアルタイム自動翻訳機能が開発されてしまったらどうなるかやね。英語で会話する必要はなくなっちゃうかも。」


DO「結局英語を学ぶのも英語が喋れるというスキルを身につけるために学ぶのではなくって

そこから何を学ぶか

が大事ですよね。ITに関してもそうですが。例えば英語が喋れることによって自信をつけたりだとかグローバルな視点を持てるようになる、といったことの方が重要ですよね。学んだもの自体に価値があるわけでも無い。学校の教科も就職に関係無いようなものが大半だけどそこから他の何かを学ぶためにやってる。」



~与える教育ではなく勉強の必要性が大事~

DO「RPGのキャラを育てる感覚で親が子どもに勉強をさせるのはちょっとどうなのか。」


コバ「本人にロープレ感があるのはイイと思う。親は子どもに”モンスターを倒すために数学を学びなさい”って言うけど子どもはモンスターの存在をまず知ら無いから数学が武器になることが分から無い。モンスターに直面して、何か武器が必要だ、という感覚を子どもたちが持っていれば自発的に学ぶはず。大人はよく”もっと子どもの時に勉強しとけば良かった”って言ってだから子どもには勉強をもっとさせたいって言うけどじゃななんでみんな子どもの時に勉強もっとしなかったか考えてみると、それはみんなまだ社会に出てなかったから。そしてなぜ社会に出て無いと勉強しなかったかというと勉強の必要性が社会に出ないと分からないから。だから勉強してなかった、なのに子どもには若いうちから勉強をさせようとする。これはナンセンス。」


DO「じゃあこれをどう解決するかというと、

子どもの頃から社会に触れさせて勉強の必要性を感じさせる

、ということになりますね。子どもの頃から勉強をさせるのではなく、子どもの頃から勉強の必要性を感じさせる。そのためにITeens Lab.では課外授業なんかを取り入れたりしていますが。」


コバ「子どもたちに対して過保護で学校が箱庭みたいになってる。学校が社会から切り離されしまってる。そのせいで実際に子どもが社会に出る時にコンフリクトが生まれる。学校の中をもっと広い意味での社会の縮図にするべき。若いうちからアルバイトとして社会に出たり、自分が手に入れたスキルで実際に何かをするという経験があった方がイイ。」


DO「社会への参加意識を持ってもらう。」


コバ「わけの分からないモラルのせいでお金を稼ぐことが意地汚い、子どもにそんなことさせるのは良くない、みたいなのもナンセンス。社会はそういう仕組みになっていていつかは子どもたちもそうやって社会に出ていかなくてはならないのに一番大事な学びの時期に一番大事な社会の仕組みを学ばせないようになっている。」


DO「問題を先送りにしていますよね。」



~プログラミング教室について最後に~

DO「プログラミングに関してはもうスキルというよりも一般教養と言ってもイイ。学校で学ぶことは必ずしも就職したり働く際に必要な知識を学んでいるわけではないことがほとんどで、この世界や社会全体がどうやって成り立っているかを学んでいる。これが一般教養。身の回りのことをもっと知っておこう、っていう側面が強い。そう考えるとこれだけITの普及した世の中においてプログラミングは切っても切り離せないものなので学ばないのはおかしい。必須教養。」


コバ「あと20年30年後には今ある職業のほとんどがプログラミングに取って代わられると言われている。」


DO「駅員が切符を切っていたのが自動改札に代わったりみたいなことですね。」


コバ「自動レジなんかもどんどん出てきてるし中国ではロボットしかいないレストランがオープンした。自動走行車が発展すれば運転手の職業も無くなるし。そこで必要になってくるのはこれらのITを制御する人間になってくる。」


DO「これから何十年か先の未来を生きていく上で役に立つスキルにはなってきますね。」


コバ「あと決定的なことがあって、

2019年には義務教育課程の中に早期IT教育、プログラミング教育が入ってくる

ことが決まっています。ということは逆に今小、中学校に通っている子どもたちは対してプログラミング教育に触れずに社会に出てしまう。そして自分たちより下の世代では義務教育でITに触れていてみんなITスキルは格段に高くなっている。となると今義務教育を受けている子どもたちがITスキルの狭間の世代となって取り残されてしまう可能性がある。この世代を今まさにしなくちゃいけない。」


DO「今の子どもたちが社会に出る頃には年功序列なんてどんどん無くなってきていますしね。」


コバ「この狭間の世代をケアするのは今こういう教室をやっている我々の社会的責任でもある。」


DO「競合の会社が出てくることは僕たちにとってはまぁ困ることではあるけど実際必要なことでどんどん出てきてほしい。子どもは何万人といますからね。あとはこれを見て必要性を感じた親なんかが少しずつでも家庭ででも取り組んでくれると良いかなと思います。」




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